【紹介と評価】新・光神話 パルテナの鏡(3DS)

新・光神話 パルテナの鏡

「新・光神話 パルテナの鏡」とは、2012年に任天堂よりリリースされたニンテンドー3DS用ゲームソフトです。ジャンルはアクションシューティング。FCディスクシステム用ゲームとして発売された「光神話 パルテナの鏡」(1986)の続編として制作されたもので、3DSのスライドパッドで移動、タッチパネルで照準、Lボタンでショットという全く新しい操作体系が特徴的な意欲作です。ユーザー評価が非常に高い作品でもあります。

「新・光神話 パルテナの鏡」はこんなゲーム

新・光神話 パルテナの鏡

画像引用:新・光神話 パルテナの鏡公式サイトhttps://www.nintendo.co.jp/3ds/akdj/

25年の時を経て復活した冥界の女王=メデューサ。プレイヤーは光の女神パルテナを守る親衛隊法=ピット(天使)を操作し、迫りくる魔物の脅威と対峙します。

空と大地を駆け回り、スライドパッドで移動しながらLボタンでショットを行う3Dシューティングゲームです。

システム(神器と奇跡)

プレイヤー(ピット)は、「神器」と呼ばれる武器と、「奇跡」と呼ばれるサポートアイテムを装備してアクションを行います。

神器は全部で9種類。汎用性が高い撃剣、射程距離が長い狙杖、機動性が高い射爪、攻撃力が高い巨塔など、それぞれの武器が個性的で、いずれかを装着してアクションをします。また同じ種類の神器でも攻撃力や付随するスキル(移動速度やコンボ数などが+の値で表示)が異なり、より強く、よりプレイスタイルに合った自分だけの神器を獲得することが重要です。

奇跡は、プレイヤーをサポートするアイテムです。サポート効果は、回復、攻撃強化、能力強化、状態異常など様々。複数の奇跡を予めセットし、奇跡アイコンをタッチ(または十字キーで選択)して発動することが出来ます。

やりこみ(宝物庫)

ゲームの進行に応じて宝物庫のパネルが徐々にオープンされます。パネルのアンロック条件は「何分以内にクリア」「神器を何種類獲得」などミッション形式で提示され、クリアすると新たな神器や奇跡、ハート(通貨)などを獲得することが出来ます。

マルチプレイ

各プレイヤーが集めた神器を持ちよってバトルを行うマルチプレイ。3対3の「天使の降臨」、その場にいる全員と戦う「バトルロイヤル」という2つの対戦ルールが用意されています。ローカル通信、インターネット通信のいずれも対応しています。

新・光神話 パルテナの鏡

基本情報 「新・光神話 パルテナの鏡」
◇ 公式サイト : https://www.nintendo.co.jp/3ds/akdj/
◇ メーカー : 任天堂
◇ ジャンル : スポーツ(スカイスポーツ)
◇ 発売日 : 2012年3月22日
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「新・光神話 パルテナの鏡」のユーザー評価

作品の評価はスタッフの視点のみならず、有志の声や、ネット上の評判とも整合性をとりながら取りまとめを行っております。項目ごとに偏りなく網羅的に掲載するよう配慮を致しておりますが、作品によっては少人数で扱うため、別角度でのご意見や追加レビュー等がございましたら是非コメント欄にてお寄せください。また作品には当サイトの他に様々な評価があることにご留意ください。

ポジティブな評価

最初に「新・光神話 パルテナの鏡」の高評価を集約します。

<ゲーム全般の評価>
レビュアーが一様に「完成度が高い」と評価する骨太なアクション作品です。空中戦はスクロールする敵を打ち落とすオーソドックスなSTG(シューティング)、地上戦はアクション要素が加わったTPS(またはFPS)という構成で、空中戦と地上戦を交互に行います。ゲームの目的がストーリークリアだけでなく、探索や、個性豊かな武器(神器)の収集・合成(神器を合成すると特性が引き継がれます)といったやり込み要素が豊富。繰り返し挑戦する仕様になっています。非常に綺麗なグラフィック、データ処理、BGM、ストーリー、小ネタなどどこを取っても穴がありません。育成+シューティングという組み合わせが面白くちょっと目を引くゲームです。

<難易度>
新・光神話の難易度は「ホンキ度」という指標で示され、0.0~9.0まで細かく刻んで設定できます(基本は2.0)。高難易度ほど沢山のハート(ゲーム内通貨)の対価を払う反面、強い特性が付いた武器が入手できるなど高難易度に挑戦する意味合いは大きく、やり込みの動機づけとなります。

操作に関する難易度は後述します。

<オンラインの評価>
大乱闘スマッシュブラザーズを手掛けた桜井政博氏が開発したとあって、非常に評価が高いオンライン対戦の仕様です。各プレイヤーがそれぞれ育成した神器と奇跡を持ちより腕を競います。どの神器が最強という優劣がなく、またチーム戦において育成されてない初心者プレイヤーへのダメージが軽減される点などのバランスも秀逸で、誰でも気軽に参戦できます。

賛否が分かれる評価要素

以下、「新・光神話 パルテナの鏡」の賛否が分かれた項目を集約します。

<操作性への評価>
左手で移動とショット(スライドパッド+Lボタン)を行い右手は照準を合わせるという特殊な操作ですので、はじめは誰もが戸惑います(チュートリアルが親切で、ストーリーを進めるうちに誰でも慣れる仕様にはなってます)。この操作がどうしても合わない人には合わないことも否めません。問題ないとする評価が大勢ですが、販売店のレビューなどにこのあたりの記載が沢山出ていますので気になる方は一読されることをお勧めします。

<オンラインの最新状況>
本頁執筆時点(2016.10)で発売から4年半が経過しており、オンライン人口が全盛期と比較するとやや減少している点は否めませんが過疎というわけでもありません(気になる方は最新の情報をチェックしてください)。また育成が完成し技術的にもプロのような上級プレイヤーがかなりいて、新規ユーザーが参戦すると勝てないという声も聞かれますので、その際はCPU相手に練習を重ねる必要があります(上級プレイヤーが誕生するほど夢中になれるゲームだという裏返しでもあります)。

新・光神話 パルテナの鏡のゲーム紹介動画

プレイ動画

youtubeアカウント Channel _Y_ さんが配信する、「わいの新・光神話パルテナの鏡 初見実況 PART1 -パルテナ再臨- 」というタイトルのプレイ動画です。ゲーム開始直後のチュートリアル的な仕様と配信者さんの丁寧な解説で、紹介動画のような構成になっています。

youtubeサイト : https://youtu.be/iHkm0dc-6MI?list=PL5U37rQE-Ju4m65Q1CInFejkEP4sACnlY

同じくプレイ動画で、youtubeアカウント シルアチャンネル さんが配信する「新・光神話パルテナの鏡 オンライン対戦 天使の降臨 」をリンクします。オンライン対戦モードの「天使の降臨」=チーム制ルールでのプレイ動画です。

youtubeサイト : https://youtu.be/zbuuBlMYEJY

編集部後記、こぼれ話

ファミリーコンピュータ・ディスクシステムで発売された「光神話パルテナの鏡」から25年以上が経過しての続編ですが、「新・光神話パルテナの鏡」は別のゲームといえるほどの装いを新たに生まれ変わりました。

ところで、86年版のパルテナってどんなゲームだったのか気になりませんか?(笑)

youtubeアカウント birimana さんがファミコン版の動画をアップされていましたのでシェアします。ご興味がある方はこちらも是非ご覧ください。

光神話 パルテナの鏡 (1/7) https://youtu.be/uNk18PzXUvc

要するにどんなゲームか

やりこみ要素満載のシューティングゲームです。ネットの対戦も盛況。

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