【紹介と評価】SOUL SACRIFICE ソウル・サクリファイス(PSVita)

SOUL SACRIFICE ソウル・サクリファイス

SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)とはソニーコンピュータ・エンタテインメントより2013年にリリースされたPSVita用ゲームソフトです。ジャンルは、魔法使いによるダークファンタジー・バトルアクション。「共闘」を特徴とし、各自が役割を果たすことによって魔物討伐を成功させるというもの。愛称は「ソクサク」。

SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)はこんなゲーム

ソウル・サクリファイス PSVita

画像引用:ソウル・サクリファイスPSVita公式サイトhttp://www.jp.playstation.com/scej/title/soulsacrifice/ja/

ソウル・サクリファイスの舞台

●ソウルサクリファイスの舞台は魔物に支配されてしまった世界です。

オープニングで主人公(プレイヤー)ら魔法使いたちは、魔物の敵であるために迫害され、生贄にされるべく投獄されています。そんな中、プレイヤーは「記述されている内容を追体験する」という1冊の魔導書を手にします。

●タイトルのソウル・サクリファイスを直訳すると「魂の犠牲」。魔法には必ず犠牲と代償を伴い、仲間の体の部位や命と引き換えに力を発動します。そのため魔物を討伐するという本来“英雄”であるはずの魔法使いは醜いものとして人々から敬遠され、いつしか孤高のダークヒーローとなりました。

共闘バトルシステム

●魔法使いによる技は、植物や鉱物などの所持品を犠牲にして発動する「供物魔法」と、仲間や自らの身体の一部や生命そのものを生贄にすることによって発動する「代償魔法」に大別されます。いずれも対価を必要とし(仲間のために自らを差し出す)、また代償が大きいほど強大な威力を発揮します。

プレイヤーひとりが所持できる魔法の数は限られるため、冒険者のグループは助け合うように互いを補完する魔法を装備します。共闘の協力関係が面白いバトルシステムです。

●オンラインマルチプレイの充実や、クエストの達成を目指して討伐に向かうシステムなどから、ソウルサクリファイスの共闘システムはしばしばモンスターハンターシリーズやゴッドイーターなどと比較されます。

SOUL SACRIFICE ソウル・サクリファイス

基本情報 「SOUL SACRIFICE ソウル・サクリファイス 」
◇ 公式サイト : http://www.jp.playstation.com/scej/title/soulsacrifice/ja/
◇ メーカー : ソニーコンピュータ・エンタテインメント
◇ ジャンル : アクション
◇ 発売日 : 2013年3月7日
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SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)のユーザー評価

作品の評価はスタッフの視点のみならず、有志の声や、ネット上の評判とも整合性をとりながら取りまとめを行っております。項目ごとに偏りなく網羅的に掲載するよう配慮を致しておりますが、作品によっては少人数で扱うため、別角度でのご意見や追加レビュー等がございましたら是非コメント欄にてお寄せください。また作品には当サイトの他に様々な評価があることにご留意ください。

ポジティブな評価

最初に「ソウル・サクリファイス 」の高評価を集約します。

<世界観の評価>
PSVitaの名作といえるソフトのひとつです。人間の欲望に焦点が当てられたソクサクのストーリーは、犠牲や救済といった暗く重いテーマが本をめくるように進行します。ダークファンタジーの哀愁漂う世界観は、狩りゲーム(ハンティングアクション)というジャンルの中でもとりわけよく練り込まれているものと評価されます。魔物の背景に至るまで丁寧に描かれている点は、ストーリー重視のプレイヤーにとって加点要素と言えます。

<システム面への評価>
やや難しいとされるソウル・サクリファイスのアクションですが、「レベル」の概念がありますので誰でもクリア自体は可能です。同行者(NPCまたはマルチプレイの協力者)が戦闘不能になった際に「救済」して戦線に復帰させるか「犠牲」にすることにより敵に大ダメージを与えるかという選択に迫られ、駆け引きが非常にユニークなシステムだと言えます(犠牲となったプレイヤーにもミッション報酬が与えられるためオンラインにおいても共闘者が犠牲になるメリットがあり、オンラインが盛況です)。

<ボリューム、その他>
クリアだけを目指すなら40~50時間程度。寄り道をしながらすべてのミッションを回収すると100時間程度の目安です。魔法の強化、合成が狩りゲーらしくやり込み要素となります。

賛否が分かれる評価要素

以下、「ソウル・サクリファイス 」の賛否が分かれた項目を集約します。

<魔導書の仕様>
ソウル・サクリファイスのストーリーは魔導書という一冊の本に書かれた内容を追体験することで進行します。メリットとしては本のページをめくればすぐにその章の追体験(ミッションのようなもの)に侵入することが出来、煩わしい移動が無いスリムな設計となっている点。繰り返し探索を行う狩りゲームとしては大きな加点と言えます。反面、モンスターハンターやゴッドイーターのような拠点(街や村)が無いため、やや味気なく感じるユーザーの声も聞かれました。ゲーム性や世界観については概ね評価されるものの、作業ゲームとしてのベースの仕様については好みが分かれそうです。

<グラフィックについて>
視覚面について、グラフィックがPSVitaにしてはやや粗くPSPに近いクオリティだとされます(リニューアル版のソウルファクリファイス デルタではグラフィックが大幅に修正されています)

SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)のゲーム紹介動画

◆SOUL SACRIFICE TGS 2012 PV

PlayStation Japan(メーカー公式youtubeアカウント)による、2013/02/18公開のプロモーション動画です。

youtubeサイト : https://youtu.be/ilfx-x8hnn8

◆プレイ実況動画

youtubeアカウント タカフィールさ んによる「【ソウルサクリファイス】そうさく! 1回目【PSVITA】 」というタイトルの実況動画です。アクションメインのプレイ実況で、大型ボスを討伐していくシリーズの第一回放送です。冒険準備などのインターフェイスを確認する上でも未購入の方の参考になるのではないかと思います。

youtubeサイト : https://youtu.be/mYJ-urCeLqs

編集部後記、こぼれ話

ソウルサクリファイス発売から約1年後の2014年3月には、リニューアル版となる「ソウル・サクリファイス デルタ」が発売されています。グラフィックが向上し、ストーリークエスト追加、魔物の追加、キーコンフィグ機能、オンラインにおけるプレイスタイルごとのマッチング機能といった付加要素があります。上位互換版ですので一般的にはデルタのほうの購入が推奨されますが、無印(本作)は中古市場でかなり安くなっています(300円程度)ので、とくにアクションゲームが苦手な人やお試しで検討する人にとってはどちらを購入するか判断が分かれそうです。

要するにどんなゲームか

ダークファンタジーによる狩りゲームです。共闘が魅力!

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