【紹介と評価】ドンキーコング リターンズ 3D(3DS)

ドンキーコング リターンズ 3D

「ドンキーコング リターンズ 3D」とは任天堂より2013年にリリースされたニンテンドー3DS用アクションゲームソフトで、Wii版ドンキーコングリターンズ(2010)の移植作品です。ゴリラが主人公の横スクロールアクション。新コースや3D立体視、難易度調整などがWii版からのアップデート要素として加わり、リメイクとしても高く評価されます。世界で150万本を売り上げるヒットとなりました。

「ドンキーコング リターンズ 3D」はこんなゲーム

ドンキーコング リターンズ 3D

画像引用:ドンキーコング リターンズ 3D公式サイトhttps://www.nintendo.co.jp/3ds/aytj/

舞台とストーリー

ゴリラたちが暮らす「ドンキーコングアイランド」が物語の舞台。平和なこの島に突如として現れた「ティキ族」という魔物が、不思議な音楽による催眠術を用いて動物たちを操り、島のバナナを奪います。

プレイヤーは、長老の命を受けたドンキーコングと相棒のディディーコングを操作してバナナの奪還とティキ族の討伐に挑みます。

横スクロールアクション

スーパーマリオブラザーズなどに見られる、画面右方向にステージを進む横スクロールアクションです。

スライドパッド(または十字キー)で「移動」と「しゃがむ」動作を行い、A/Bでジャンプ、L/Rで掴む、L/Rで掴んだものを放つ、X/Yで地面を叩いて敵の動きを止めたり隠れているアイテムを見つけたりします。

ジャングル、ビーチ、遺跡といった冒険感あふれるエリアは70以上のステージで構成されます。

ドンキーコング リターンズ 3D

基本情報 「ドンキーコング リターンズ 3D」
◇ 公式サイト : https://www.nintendo.co.jp/3ds/aytj/
◇ メーカー : 任天堂
◇ ジャンル : アクション
◇ 発売日 : 2013年6月13日
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ドンキーコング リターンズ 3Dのユーザー評価

作品の評価はスタッフの視点のみならず、有志の声や、ネット上の評判とも整合性をとりながら取りまとめを行っております。項目ごとに偏りなく網羅的に掲載するよう配慮を致しておりますが、作品によっては少人数で扱うため、別角度でのご意見や追加レビュー等がございましたら是非コメント欄にてお寄せください。また作品には当サイトの他に様々な評価があることにご留意ください。

ポジティブな評価

ドンキーコング リターンズ 3Dの高評価を最初に記載します。

<ゲーム全般の評価>
1980年代のゲームウォッチ時代から続く老舗の人気シリーズです。とくに3DSの今作は、外国製アニメのようなドリーミーな世界観が魅力。ジャングルの風景や音楽と、それに調和したゴリラらしい重低音に独特の趣きがあります。難易度が総じて高く(後述)、隠しステージを含めボリューム満点。ギミックのバリエーションも豊富でかなりの手ごたえがあり、ゲーム好きの人が長く楽しめる内容です。

<難易度に対する評価>
ステージ1からすでに簡単ではなく、全体的に難易度が高く設計されています(俗に「死にゲー」と言われるファミコン時代のアクション感覚に近い雰囲気)。一方で任天堂らしく作り込みが丁寧で、アクションを繰り返すことで敵の動きを覚えられるためクリア自体は可能です。そのため「難しい」=「やりがい」と、総じて高評価として受け止められている状況です。複雑なチュートリアルを要するタイプの難解さではなく、操作自体はシンプルです。

→それでも難しい人への救済として、ゲームバランスを調整した「ニューモード」が搭載されています。ライフの数が多いなどゲームオーバーになりにくくアクションが苦手なユーザーはこちらがおすすめです(簡単ということではありません)。

賛否が分かれる評価要素

以下、ドンキーコング リターンズ 3Dの賛否が分かれた評価を集約します。

<グラフィックに関して>
グラフィックレベルが高く、Wii版と比較しても遜色ないクオリティだとされます。難点としては、画面に奥行きがあり、ドンキーコングが遠くへ移動した際に小さく見えづらくなるという指摘が聞かれました。また好みの問題ではあるものの、SFC時代の薄暗く不安を煽るような雰囲気が薄れて全体的に明るい基調となり、そのテイストについては賛否が分かれました(ドンキーコングっぽくないという評価も)。

<難しいという感想>
難易度については、多数のレビュアーから好意的に受け取られるため「高評価」欄に記載したところですが、一部にはやはり合わないという声も聞かれます。とくにマリオにやや似たアクションであるものの、DS以降のマリオに慣れた方には「すぐ死ぬ&何度も挑戦する」点が面倒に感じられたという声も聞かれました。

ドンキーコング リターンズ 3Dのゲーム紹介動画

◆ドンキーコング リターンズ 3D 紹介映像

Nintendo 公式チャンネル(youtubeアカウント)によるゲーム紹介動画です。ジャングルやビーチ、遺跡、工場、火山など彩り豊かなコースと野性味あふれるアクションが約3分半の映像でまとめられています。

youtubeチャンネル : https://youtu.be/ce3Bpp9p9Gk

◆ドンキーコング リターンズ 3Dのプレイ動画

youtubeアカウント 蓮山史樹(はすやましき) さんが配信する、「【奪われたバナナを取り返せ!】ドンキーコングリターンズ3Dを実況プレイ」というタイトルの実況動画のPart1(1バナナ目)です。「10年ぶりのドンキーコング」とのことですが、友人の家で上手い人のプレイを横から眺める気分に浸れるかもしれません。

youtubeチャンネル : https://youtu.be/Hcq9OU2Bgb0

編集部後記、こぼれ話

1980年代のアーケードやゲームウォッチからスタートしたドンキーコング・シリーズですが、とくに30代以上のユーザーにとっては、出荷数が多く世界中を席巻した90年代のSFC版「スーパードンキーコング」を馴染み深く感じられる方も多いかと思います。当時の開発を担当したレア社(イギリス)からデベロッパーがいくつか切り替わり、今作(ドンキーコングリターンズ3D)においてはアメリカのMonster Games社が手掛けています。そのため、敏感なファンの方はゲームの雰囲気の変化にすぐお気づきになったのではないでしょうか。

初見の人が絶対に気づかないようなギミックも存在し、それを楽しむこともドンキーコングのシリーズを通じた醍醐味のひとつです。若いプレイヤーの方ですと、スマホアプリのトラップアドベンチャーなどが好きな方にはかなり嵌る内容ではないかと思います。

要するにどんなゲームか

ドンキーコング(ゴリラのキャラクター)がジャングルを暴れる横スクロールアクションです。難易度はやや高めでやり応えあり。

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