【紹介と評価】桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!(3DS)

桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!

「桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!! 」とは、任天堂より2016年にリリースされたニンテンドー3DS用ゲームソフトです。1988年のFC版から続くボードゲームで、今作「たちあがれ~」はメインシリーズとして22作目にあたります。(2017年6月執筆現在の桃鉄最新作です)。

「桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!! 」はこんなゲーム

桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!

画像引用:桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!! 公式サイトhttps://www.nintendo.co.jp/3ds/akqj/

「桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!! 」はこんなゲーム

●基本
「桃鉄」は、日本列島を電車で移動するボードゲームです。ランダムで「目的地」が設定され、月に1度ダイスを振ってマス目を移動します。目的地に到着すると収入を得ることが出来、また次の目的地がランダムで決定します。1人が目的地に到着した時点で一番離れたユーザーには「貧乏神」が憑りついて、さまざまな妨害を受けます(この妨害はダイスを使って他のプレイヤーを追い越すか、誰かが次の目的地にゴールするまで続きます)。ゲーム開始時に決定したプレイ期間内で最も多くのお金を所有したプレイヤーが優勝です。

マス目は青(お金が増える)、赤(お金が減る)、黄色(カードが貰える)のほか、日本全国の地名が記された物件駅が存在。物件駅に止まると地域の特産品を物件として購入することが出来、年に1度の決算時に収入を得ることも出来ます。この物件の所有がゲームの勝敗を大きく左右します。

今作の特徴

●登場する駅
北海道(稚内)から沖縄(那覇)までの全国都市と、ハワイ(ホノルル)を加えた280の物件駅が登場。ほかにもカード売り場駅、ワープ駅、空港駅など93の駅が収録されており、日本中の地名や名産品の勉強にもなりますのでお子様の学習にも適しています。

●カード
ダイスの数が増える「急行カード」「新幹線カード」や、借金を棒引きする「徳政令カード」、通行の邪魔をする「うんちカード」など、を駆使した駆け引きはいつもの桃鉄。今作は前作(桃太郎電鉄WORLD/DS)に続き、特定の駅を独占すると出現する「歴史ヒーロー」が登場します。織田信長、平賀源内、紀伊国屋文左衛門といった色とりどりの歴史ヒーローたちはランダムに出現し、お金をくれたり相手からの妨害を阻止したり、様々な形でプレイヤーをサポートします。

●その他の特徴、仕様
「ひとりで桃鉄」モードでは、1年から100年までの期間を設定して資産形成をする「いつもの桃鉄」、いつもの桃鉄とはゲームバランスが異なり、1億円を持ってスタートする「桃鉄3年決戦!」の2種類が用意されています。「みんなで桃鉄」では、「桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!」のソフト1本があればみんなで回しながらプレイすることが出来ます。また、3DS本体を人数分揃えればソフト1本でワイアレス対戦を行うことも可能です(ソフト1本の場合は“3年決戦”のみ)。

桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!

基本情報 「桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!」
◇ 公式サイト : https://www.nintendo.co.jp/3ds/akqj/
◇ メーカー : 任天堂
◇ ジャンル : ボードゲーム
◇ 発売日 : 2016年12月22日
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「桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!」のユーザー評価

作品の評価はスタッフの視点のみならず、有志の声や、ネット上の評判とも整合性をとりながら取りまとめを行っております。項目ごとに偏りなく網羅的に掲載するよう配慮を致しておりますが、作品によっては少人数で扱うため、別角度でのご意見や追加レビュー等がございましたら是非コメント欄にてお寄せください。また作品には当サイトの他に様々な評価があることにご留意ください。

<ゲームバランスについての様々な意見>
ゲームバランスについて言及する書き込みがネットの各所で散見されます。内容は主に、強カードやイベントが多く目的地に到着する動機が薄れること(100億前後の資産を争っている最中に3000億が手に入るイベントなど)。一方でCPUやキングボンビーが弱く(謎の動きも多く)、とくにSFC時代の桃鉄をプレイした昔からのファンからは疑問視する声が多く上がりました。その分、慣れていないユーザーにも勝ち目があり、良くも悪くも大味な桃鉄といったところでしょうか。運要素が強いこと自体はすごろくゲームとしては真っ当だという評価も出ています。

<ネガティブな評価>
物件を増資できない仕様については一様にマイナス評価でした。

<高評価>
最新版とあって、グラフィックが綺麗です。上記のコメントを除けば、そのほとんどが「いつもの桃鉄」ですのでパーティーゲームとしては他に類を見ない取っ付き易さと盛り上がり。携帯機ですので場所を選ばず遊ぶことができます。地理のおさらいとして大人のユーザーにもお勧めです。

「桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!! 」のゲーム紹介動画

◆プロモーションムービー

Nintendo 公式チャンネル(メーカー公式youtubeアカウント)が配信する、「桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!! 紹介映像」。ゲームの基本ルールから今作の特徴まで約4分半で端的にまとめられています。

youtubeサイト : https://youtu.be/mkNkNfs1hGc

◆プレイ実況動画

youtubeアカウント  タッキ- さ んが配信する【実況】新米社長が行く! 桃太郎電鉄2017」という実況動画の Part1です。百聞は一見にしかずで、プレイ映像を見るとどんなゲームかよく分かります。実況者の声が大変聞き取り易くお勧めです。

youtubeサイト : https://youtu.be/PT0iMo4s-h0

編集部後記、こぼれ話

初代「桃太郎電鉄」(1988)から今作の発売までに28年が経過し、月日の流れを感じます。たとえば当時の小学6年生は今40歳。CERO:A(全年齢対象)で、まさに「親子が一緒に遊べる」パーティーゲームだと言えます。また今作においては2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震からの復興がひとつのテーマとして掲げられています。ゲームを進める中で当該地域の駅が出現し、徐々に復興するというもので、中にはメッセージ性に共感して購入を決断したというユーザーの方もいたのではないでしょうか。

桃鉄は、ブランドの所有がハドソン→コナミに移るという長い歴史の中で一旦は新作の開発が休止となりました。「立ちあがれ日本」は桃鉄として6年ぶりの新作です。今やPS4やNintendo Switchなど新しいメディアも多く、今作を皮切りにまた新たな桃鉄のリリースが期待されます。

要するにどんなゲームか

カードやイベントが大味な桃鉄です。日本地理のおさらいにもお勧め。

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