【紹介と評価】ゼノブレイド(New3DS)

3DSゼノブレイド

ゼノブレイド(3DS版)とは、2015年に任天堂よりリリースされたNewニンテンドー3DS専用ゲームソフトです。とにかく広大なオープンフィールドと王道的なファンタジー展開が魅力のRPGで、移植元となったWii版ゼノブレイド(2010)は「みんなのニンテンドーチャンネル」における「みんなのおすすめ」でプラチナ(95~100点)を3年連続で維持するなど評価が非常に高い作品として知られます。冒頭記述のように、New3DS専用ソフトで旧タイプの3DS機では遊べませんのでご注意ください。

ゼノブレイド(3DS)のゲーム内容

3DSゼノブレイド

画像引用:3DSゼノブレイド公式サイトhttps://www.nintendo.co.jp/3ds/cafj/

ストーリーと世界観

●かつて海と空だけが存在した世界で、巨神と機神が覇を争い互いに朽ち果てたという伝説-。2神の亡骸がやがて大地となり、数千年の時を超えたところから主人公たちの物語はスタートします。

巨神の大地に棲む人間たちが機械生命体(機神兵)による脅威にさらされる中、プレイヤーは青年=シュルクを操作して、機神兵たちを討伐すべく冒険へと旅立ちます。

●ゼノブレイドの舞台は、街とフィールドとバトル画面がシームレス(一枚マップ)に繋がったオープンワールドで展開。3D視点で遥か彼方まで続くフィールドには朝昼夜の時間経過や天候変化の概念があり、見た目にも美しく、またシチュエーションによりさまざまなモンスターが生息します。

壮大なストーリーの圧倒的なボリュームがゼノブレイドの大きな特徴のひとつです。

ゲームシステム

●ゼノブレイドのパーティは、主人公+2人のNPC(ノンプレイヤーキャラクター=AI行動)の3人編成で冒険や戦闘を行います。

●戦闘はリアルタイムバトル形式(フィールド上の敵と接近することによりオートマチックにバトルが開始)。通常攻撃は自動で行われ、状況に応じて必殺技=アーツを任意に使用します。レベルアップにより習得するアーツはバトルパレッドに最大8個まで設置が可能。

●神剣「モナド」を手にした主人公は「未来視(ビジョン)」という特殊能力を持ちます。このビジョンが戦闘においても重要な意味を持ち、敵の攻撃範囲や威力を予知することができます。

3DSゼノブレイド

基本情報 「ゼノブレイド」 ニンテンドーNew3DS版
◇ 公式サイト : https://www.nintendo.co.jp/3ds/cafj/
◇ メーカー : 任天堂
◇ ジャンル : RPG
◇ 発売日 : 2015年4月2日
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ゼノブレイド(3DS)のユーザー評価

作品の評価はスタッフの視点のみならず、有志の声や、ネット上の評判とも整合性をとりながら取りまとめを行っております。項目ごとに偏りなく網羅的に掲載するよう配慮を致しておりますが、作品によっては少人数で扱うため、別角度でのご意見や追加レビュー等がございましたら是非コメント欄にてお寄せください。また作品には当サイトの他に様々な評価があることにご留意ください。

ポジティブな評価

最初に、ゼノブレイド(3DS)の高評価を集約します。

<ゲーム全般の評価>
世界で約100万本の売り上げとなったWii版ゼノブレイドのリメイクで、RPG好きな人にまずお勧めできるソフトです。広大なオープンフィールドと驚きのあるストーリー、BGM(サントラも人気です)、400種類に及ぶ膨大なクエスト、街の人々との「キズナ」を通じた質感のある関係性など、すべてにおいて評価が非常に高いゲームです。景色を眺めるだけでも楽しむことが出来、「世界」をとことん堪能できます。ロード等の処理能力についても高評価でした。

<フィールドとボリューム>
何より特徴的なのがマップの広さで、おそらく未体験のユーザーが想像するより遥かに広大なものと考えて差支えないです(複数意見)。所々にワープポイントがあり、ポイントを基点に先の探索を進めるため広さが苦になるということもありません。目に見える場所はほぼ侵入できるため全てを探索すると膨大な時間を要します。時間の目安としては、まっすぐクリアを目指して80~100時間程度で、これにクエストの寄り道を加えると150~200時間と、際限なく遊べます。

<戦闘、その他>
ボスより強い敵がうろうろしていて、クリア後も目標となるターゲットがありやり込み要素となります。ターゲットを決めて半オートで行う戦闘システムはFF12にやや似ているかもしれません。キャラクターの装備により見た目が変化したり、装備に石を装着して特殊効果を付与するなどJRPGとして欲しい機能が数々盛り込まれ、ディテールまでが丁寧です。

賛否が分かれる評価要素

以下、ゼノブレイドの賛否が分かれた項目を集約します。

<グラフィックへの評価>
主にWii版との比較となりますが、3DS版の画質が「PS2程度」と評価され、また携帯機ですので画面が小さいため迫力の点においてやや不満とする声も聞かれました。とくに景色の美しさがウリの部分もありますので気になる人には気になるようです。一方で作品全般のゲーム性とボリュームについては評価されますので、データ量を考えると仕方がないとも考えられ、総合的には携帯機としては許容範囲という声もあります。

<膨大なボリュームに対して>
ボリュームが豊富であること自体はポジティブ要素に違いなく、飽きさせない工夫など丁寧に作り込まれているものの、プレイ時間が100時間近くに及ぶとダレる人にはダレます。サブクエストのクリア報酬に重要な装備品なども含まれるため、それらをこなそうとするほどストーリーの本筋からやや離れがちで、その点も気になったという声も聞かれました。逆にいえば、作業ゲームが好きな人にはド真ん中でしょう。

ゼノブレイドのゲーム紹介動画

◆Newニンテンドー3DS専用ソフト ゼノブレイド 紹介映像2

youtubeアカウント Nintendo 公式チャンネル(メーカー公式チャンネル)が配信する2015/3/17公開のプロモーショントレーラーです。ストーリー、キャラクター、探索要素、バトル、キズナシステムと、ゲーム内容が約8分の動画で把握できる内容になっています。

youtubeサイト : https://youtu.be/oqjKU7ccIZ4

◆プレイ動画

youtubeアカウント シンのたわむれチャンネル さんによる、「【実況】ゼノブレイドで穏やかにたわむれる」というタイトルのプレイ動画のPart1です。Wii版での実況動画となりますが内容は3DS版と同じです。

youtubeサイト : https://youtu.be/swWENmRYlYA

編集部後記、こぼれ話

Wiiで一番人気が高かったと言われるゼノブレイドのリメイクです。昔のドラクエやFF、クロノトリガーなど王道的なRPGが好きな人にとっては、まさに「求めていた」作品がここにあるかもしれません。総監督を務めた高橋哲哉氏はFFシリーズやクロノの他、ドラゴンスレイヤー、ロマンシングサガ、ゼノギアス、ゼノサーガなどの名だたるJRPGの制作に関わった方で、本作(ゼノブレイド)の完成度の高さも納得がいくものです。

関連作品としては、2015年4月には後継作となる「ゼノブレイドクロス」がWiiUより発売されています(3DSでの発売の話は今のところ聞かれません/2016年8月現在)。また、大乱闘スマッシュブラザーズにおいて、本作主人公のシュルクがプレイヤーキャラクターとして参戦しています。

要するにどんなゲームか

とにかく総合点の高いRPGです。広大なオープンワールドは秀逸。

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