【紹介と評価】テラリア(3DS)

テラリア3ds

Terraria(テラリア)とは、ゲーム開発スタジオのRe-Logic(アメリカ合衆国テネシー州)が制作したサンドボックスゲームのこと。PC版、スマホ版、PSVita版、PS3・4、WiiUと各種プラットフォームで発売されていますが、本頁では2016年にスパイク・チュンソフトより発売されたニンテンドー3DS版についてのゲーム紹介と評価を記載します。

Terraria(テラリア)のゲーム内容

テラリア3DS

画像引用:テラリア3DS公式サイトhttp://www.spike-chunsoft.co.jp/terraria/build/

どんなゲーム?

サンドボックスというジャンルのゲームです。斧、ツルハシ、ハンマーなどの道具を用いて木を切り倒したり岩盤を掘り返したり。自在に地形を整備することが出来ます。木材や石材を利用して住居を建設することも可能。「砂場遊び」のように、遊び方はプレイヤーの創造性に委ねられ過ごし方は限りなく自由であると言えます。

またテラリアの世界には多くのマモノが生息しており、それらから身を守ることも重要なテーマです。武器やアイテムの精製して自身を強化すればマモノの棲家を冒険することもできます。

マイクラとの違い

同ジャンルとして比較されるマインクラフトとの主な違いとしては、横スクロールのドット絵(2D)で表現されるグラフィックと、マイクラよりもアクション・アドベンチャー要素が強くボスキャラクターが各所に存在する点などがテラリアの特徴として上げられます。サバイバルと冒険の雰囲気を存分に楽しむことができ、反面、「精巧なオブジェを創る」ことに関しては3Dのマイクラに分があると言えるかもしれません。

テラリアで出来ること、遊び方

テラリアの遊び方の基本は、家を建てることとマモノ(モンスター)を倒すこと。ゴール(クリア)要件はありませんのでプレイヤーが任意に目標を設定して遊ぶゲームです。テラリアでは、以下のようなことが出来ます。

●世界を踏破…ワールドマップは森林、雪原、砂漠、ジャングルといった地表のほか、地下を掘り進めると洞窟や溶岩地帯、地下ジャングルや地下雪原が出現します。とくに3DS版テラリアでは縦に広く(深く)、空に目を向けると果ては宇宙までに世界が広がります。

●すべてのボスを倒す…広いテラリアの世界の中でどこに生息しているか分からない「ボス」を発見し、討伐します。そのためにはより危険なエリアに侵入してレアなアイテムを入手し、装備を整えなければなりません。

●建造物を創る…ゲーム開始直後のプレイヤーは非力で、夜の危険なマモノから身を守るために家を建てなければなりません(最低限の家は素材さえあれば数秒で作れます)。工房を用意すれば素材から役に立つアイテムを精製することが出来、また部屋を増やせば住民(NPC)が住みつき、助言を貰えたりアイテムの売買を行えるなどのメリットを受けられます。建物を要塞化してオートで周囲の敵を蹴散らしたり、浮遊島に建造物を設置するなどの遊び方も可能です。

テラリア3ds

基本情報 「テラリア」
◇ 公式サイト : http://www.spike-chunsoft.co.jp/terraria/build/
◇ メーカー : スパイク・チュンソフト
◇ ジャンル : サンドボックス(ものづくりアクションアドベンチャー)
◇ 発売日 : 2016年4月21日
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テラリア(3DS)のユーザー評価

作品の評価はスタッフの視点のみならず、有志の声や、ネット上の評判とも整合性をとりながら取りまとめを行っております。項目ごとに偏りなく網羅的に掲載するよう配慮を致しておりますが、作品によっては少人数で扱うため、別角度でのご意見や追加レビュー等がございましたら是非コメント欄にてお寄せください。また作品には当サイトの他に様々な評価があることにご留意ください。

ポジティブな評価

最初に「テラリア」の高評価を集約します。

<ゲーム全般の評価>
魔物だらけの世界でサバイバルを行うゲームです。子供のころ基地を作る遊びが好きだった人は心が躍ると思います。NPCの存在があり、家を建てると勝手に住み着くため城壁をつくって「街っぽく」演出すると少し賑やかになります。地面を掘ればどこまでも深く、静かで不気味な世界が広がり冒険感覚を充分に味わえます。出来ることが非常に多く、また素材の数も豊富で一度つくった建築を壊せば再生産が可能なため、大人が延々と遊び続けることが出来ます。

※作品全般の評価は他機種版と重複するため、Vita版の評価も合わせてご参照ください→【紹介と評価】テラリア(PSVita)

<マップの広さ>
3DS版のワールドマップは1750×900で、他機種における「せまい」「ふつう」「おおきい」を選択することはできません。広さの感覚としてはVita版の「広い」が2484×683と言われますので、ちょうど同程度(3DS版のほうが横に狭く縦に深い)と言えるでしょう。また今後のアップデートでさらに広くなる可能性も(噂レベルですが)指摘されていますし、現状でも携帯機としては充分だと概ね評価されます。

<3DSの新要素>
3DSの下画面でアイテム管理が可能なほか、タッチ操作で絵を描くように家づくりをすることが出来ます。その他の要素として、釣り、虫取り、トロッコなど後発ならではの追加要素・アイテムがあり、お得です。

賛否が分かれる評価要素

以下、「テラリア」(3DS版)の賛否が分かれた項目を集約します。

<通信機能について>
3DS版ならではの環境として、オンライン(インターネット通信)によるマルチプレイが非対応となっています。したがって対人間でのマルチプレイはローカル通信によるプレイのみとなります(最大4人)。また、他機種とのマルチプレイも現在のところ非対応です。

<バグの報告>
一部の処理落ち、特定のターゲットが釣れない、NPCが来ない等いくつかのバグが報告されていますが、アップデートにより多くは解消されています。致命的なバグの報告は現在のところ聞かれませんが、あれば追記します。

テラリア(3DS)のゲーム紹介動画

◆3DS テラリア プロモーションムービー

spikechunsoft(スパイクチュンソフト公式youtubeアカウント)が配信する、2016/02/26公開のプロモーションムービーです。「ほる、こわす、つくる、たたかう」それぞれの要素が約1分半の映像でまとめられています。

youtubeサイト : https://youtu.be/z56P00zE_fY

◆プレイ動画

youtubeアカウント あいも さんによる、「【テラリア3DS】マイクラっぽいゲームを自由に冒険したらいきなりカオス…【攻略実況:1】」というタイトルの動画です。大変面白い配信者さんで、動画後半の「レパス」との対決は必見です(!)。テラリアの攻略には決まった手順がありませんので他人のプレイから参考になる部分は多く、動画向きのコンテンツといえるかもしれません。

youtubeサイト: https://youtu.be/pqrf78upsac

編集部後記、こぼれ話

子供のころの「世界」は今よりずっと広かったです。アメリカ合衆国がどこにあるかも知りませんし、隣の県さえ若干怪しいですし、もしかしたら東西南北もよく分かっていなかったかもしれません。知らないから未知のものを怖れました。空の星をみて想像するのも、ガリレオ以前の文明人となんら変わりはありません。「知らない」とはそういうことだと思います。

色々なことが刺激的だったなと思います。それが大人になると「だいたいこんな物」という予測がつきますので、生き易くなった反面、心が躍るような感動が減って世界が狭くなったように思います。そんな、未知の刺激と冒険心を大人に思い出させるゲームが「テラリア」です。

要するにどんなゲームか

掘って作って戦う、自由に生きるサンドボックスゲームです。

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