【紹介と評価】メタルギア ソリッド スネークイーター 3D(3DS)

メタルギア ソリッド スネークイーター 3D

「メタルギア ソリッド スネークイーター 3D 」とは、2012年にコナミデジタルエンタテインメントよりリリースされたニンテンドー3DS用のステルスアクションゲームソフトで、PS2版メタルギアソリッド3(2004)のリメイク作品です。

“ステルス”アクションとは、敵から隠れることに基軸を置いたアクションゲームのこと。冷戦下の東西対立を背景とした舞台で、プレイヤーは米国の特殊部隊員(ネイキッド・スネーク)となって敵陣に潜入しターゲットの捕獲を目指します。

「メタルギアソリッド スネークイーター 3D」のゲーム内容

メタルギア ソリッド スネークイーター3Dの世界

1960年代の東西冷戦をモチーフにしたフィクションです。キューバ危機回避の折に密約によりソ連に返還した科学者ソコロフがのちに危険な技術を持つことがわかり、アメリカCIAは特殊部隊FOXにソコロフ奪還を命じます。

プレイヤーが操作するのはFOXの一員である「ネイキッド・スネーク」。単独での敵陣潜入に成功したところからゲームはスタートします。ステルス(かくれんぼ)に主軸を置いたアクションで、敵兵に見つからないように身を潜め、なるべく無用の戦闘を避けながら任務を遂行します。

ステルスアクション

スネークイーター3Dにおける動作の基本は、忍び足、中腰、ホフク前進など。身を潜めながら慎重にターゲットに近づきます。

加えて「カムフラージュ」というシステムが採用されています。装備やフェイスペイントを周囲の環境に馴染ませることにより敵兵から発見されづらくなり、この効力は「カムフラージュ率」という数値により変化します。また3DSならではの仕様として、3DS機のカメラ機能を使って撮影した画像を装備品のカムフラージュパターンとして登録できる「フォトカムフラージュ」というシステムを利用することもできます。

また敵と遭遇した際には、銃器を使用した戦闘や「CQC」と呼ばれる近接格闘を行うこともあります。CQCでは素手やナイフで相手を制圧し、敵兵を拘束・尋問、瞬殺などを行います。

メタルギア ソリッド スネークイーター 3D

基本情報 「メタルギア ソリッド スネークイーター 3D 」
◇ 公式サイト : http://www.konami.jp/mgs_se/jp/#pagetop
◇ メーカー : コナミデジタルエンタテインメント
◇ ジャンル : ステルスアクションゲーム
◇ 発売日 : 2012年2月21日
amazonでレビューを見る / 楽天で価格帯を調べる / googleで掲示板を検索する
メタルギアソリッド3Dの画像を検索する

メタルギア ソリッド スネークイーター 3Dのユーザー評価

作品の評価はスタッフの視点のみならず、有志の声や、ネット上の評判とも整合性をとりながら取りまとめを行っております。項目ごとに偏りなく網羅的に掲載するよう配慮を致しておりますが、作品によっては少人数で扱うため、別角度でのご意見や追加レビュー等がございましたら是非コメント欄にてお寄せください。また作品には当サイトの他に様々な評価があることにご留意ください。

ポジティブな評価

最初に、メタルギア ソリッド スネークイーター 3D(3DS)の高評価を集約します。

<ゲーム全般の評価>メタルギアソリッド3のリメイクで、シリーズの中でもとりわけ人気が高い作品です。とくにスパイ映画のようなストーリーの完成度が評価され、大人が納得でき、感動したという声がネット上でも頻繁に聞かれます。時系列としてはパート1(MSX2版)以前の世界として描かれ、新規の人が前知識なしで遊べる内容です。

<楽しみ方>敵に見つからないように潜入する“かくれんぼ”の楽しみもさることながら、あえて敵に打ち合いを挑むというアクションも可能な行動の自由さがあり、プレイヤーの意思によって遊び方はさまざまです。クリアだけを目指すなら1周に要する時間が20時間弱。隠し要素なども豊富なため2周目、3周目とテーマを変え挑戦するプレイヤーが多いです。また臨場感あるジャングルのグラフィックが秀逸で、森林や洞窟を彷徨いながら生きるための食糧調達を行うという「サバイバルの臨場感」を味わえます。いたるところに冒険に役立つアイテムが隠されているため、マップを探索するだけでも非日常感を楽しむことが出来るでしょう。

賛否が分かれる評価要素

以下、メタルギア ソリッド スネークイーター 3Dの賛否が分かれた項目を集約します。

<リメイクとして>全体的に良リメイクとされながらも、オリジナル(PS2版メタルギアソリッド2)と内容がほぼ同一のため両方を買うかは判断が分かれた状況でした。リメイクの大きな追加要素としては、フォトカムフラージュ(カメラ機能を利用して独自のカムフラージュを装備品に反映)、中腰歩きで移動が快適になった、ジャイロセンサーを使った臨場感あるアクション、2画面のひとつにマップが常設されている点などがあげられます。なにより、単純に携帯機で手軽に遊べる点を高く評価する声が聞かれます。

グラフィックについてはオリジナル版より綺麗で、PSPと同程度。この点においては最新ゲーム機(高解像度)に慣れたユーザーからはやや物足りなさを感じられたという感想も聞かれました。全体的には、ネガティブなニュアンスのコメント者においても「初プレイの人には間違いなくお勧めできる」と評価されるため名作であることに違いはありません。

<操作性の評価>3DS機のボタンの数が少なく、オリジナルとボタン配置が変わります。またキーコンフィグ(任意で捜査するボタンを割り当てる機能)が出来ないため旧作に慣れたユーザーからは「操作しづらい」という声も聞かれました。この点については「数時間プレイすると慣れる」という擁護的な意見も出ています。いずれにしても旧作を未プレイの初見のユーザーにとってはあまり関係ない部分かもしれません。

メタルギア ソリッド スネークイーター 3Dのゲーム紹介動画

◆METAL GEAR SOLID SNAKE EATER 3D – E3 2011 トレイラー

youtubeアカウント KONAMI公式(メーカ公式チャンネル)が配信する2011/06/02公開の紹介映像です。フォトカムフラやジャイロセンサー等、3DS独自の機能についても映像で紹介されています。

youtubeサイト : https://youtu.be/qACSp3WU8rE

◆プレイ動画

youtubeアカウント grizzn1003 さんによる、「【2# メタルギアソリッド3スネークイーター 実況 目指せ!ノーキルクリア!」というタイトルのプレイ動画です。クリア済の実況者の方で説明が明瞭で分かり易いかと思います。#1がオープニングのため#2をリンクしますが、全容が気になる方はひとつ前の動画から視聴することをお勧めします。

youtubeサイト : https://youtu.be/ApNMTMsp8eI

編集部後記、こぼれ話

3DS機から発売されているメタルギアシリーズとしては、2016年7月現在「スネークイーター3D」(本作)のみとなります。メタルギアソリッドVがPS4、PS3、Xbox各機で発売されたのちに監督の小島秀夫氏がコナミを退社されたため、今後については未定だそうです。3DSを所有しているメタルギアファンの人にとってはコレクターアイテムとしても貴重な作品だと言えそうです。

要するにどんなゲームか

メタルギアシリーズで一番人気とされるタイトルです。スパイ映画の世界で身を潜めて活動します。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする