【紹介と評価】ウイニングイレブン2014 蒼き侍の挑戦(3DS)

ウイニングイレブン2014蒼き侍の挑戦

「ワールドサッカー ウイニングイレブン2014 蒼き侍の挑戦」とは、2014年にコナミデジタルエンタテインメントからリリースされた人気サッカーゲームソフトです(本頁では3DS版の紹介)。3DSではウイイレ2015の発売が見送られたため、2016年3月の執筆現在で本作品が3DS機でのシリーズ最新となります。

ゲーム内容

世界中から多くの実名選手が登場し、各国の代表やクラブチームを操作して勝利を目指すというサッカーアクションゲーム。シリーズの中でも「蒼き侍の挑戦」は4年に1度のワールドカップイヤーに合わせて発売されるタイトルです。

本作ではウイイレ2014の内容が収録されるほか、ワールドカップ(ゲーム上ではインターナショナルカップ)アジア予選からスタートする「ジャパンチャレンジ」や、日本の国内リーグをプレイする「Jリーグモード」が搭載されています。

●収録チーム

クラブチームではJ1、J2をフルライセンスで全て実名収録された他、リーガ、セリエ、リーグ1、エールデヴィッチがフルライセンスで収録。プレミアはイングランドリーグとして登場し、ドイツからはバイエルンミュンヘン、レバークーゼン、シャルケが参戦します。その他各国からは、CSKAモスクワ、ガラタサライ、セルティックといった日本でお馴染みのクラブチームやCLの常連クラブなどが収録されています。ナショナルチームは、FIFAランキング上位を中心とした約80カ国が収録されています。※収録されているナショナルチームの一覧(wikipedia/外部リンク)

●ゲームモード

マッチ(ナショナル・クラブチームの中から任意に選択し対戦)、コンペティション(カップ戦、各国リーグ戦、UEFAチャンピオンズリーグ、コパ・リベルタドーレス、AFCアジアチャンピオンズリーグのそれぞれ優勝を目指すモード)、ジャパンチャレンジ(チーム全体を操作する“チームモード”と、ひとりのプレイヤー視点で行う“プレイヤーモード”を搭載/W杯アジア予選から本大会を戦い抜き優勝を目指す内容)Jリーグ(カップ戦と、クラブ運営や選手の成長要素を加えたJ版マスターリーグ)、フットボールライフ(世界のクラブで参戦するマスターリーグと、一人の選手のデビューから引退までを操作する“ビカム・ア・レジェンド”)が搭載されています。また、選手の作成と編集が可能なエディットトレーニングといったシリーズお馴染みの機能や通信対戦機能も収録されています。

Jリーグが収録されているウイニングイレブンは3DSでは「蒼き侍」だけです(2016年6月執筆時点)。1000人以上の日本人選手の中から自分だけの代表選出を行える点が大きな特徴で、またJリーグ版マスターリーグではリーグ優勝からアジア制覇を目指すことも可能です。

ウイニングイレブン2014蒼き侍の挑戦

基本情報 「ワールドサッカーウイニングイレブン2014 蒼き侍の挑戦」
◇ 公式サイト : http://www.konami.jp/products/we2014_blue_3ds/
◇ メーカー : コナミデジタルエンタテインメント
◇ ジャンル : スポーツ
◇ 発売日 : 2014年5月22日
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「ウイニングイレブン2014蒼き侍の挑戦」のユーザー評価

作品の評価はスタッフの視点のみならず、有志の声や、ネット上の評判とも整合性をとりながら取りまとめを行っております。項目ごとに偏りなく網羅的に掲載するよう配慮を致しておりますが、作品によっては少人数で扱うため、別角度でのご意見や追加レビュー等がございましたら是非コメント欄にてお寄せください。また作品には当サイトの他に様々な評価があることにご留意ください。

ポジティブな評価

最初に「ウイイレ2014蒼き侍」の高評価を集約します。

<サッカーゲームとしての評価>
現代のサッカーゲームの代表的なタイトルで、操作性良く爽快感があります。上手くなると実際のサッカーよりややゴールが決まる印象です(CPU戦)。3DSの今作は、シリーズ中の比較としてPS3版よりもPS2版に近い操作感で、ボリューム、グラフィックなどは携帯機としてはかなり滑らかに処理され満足できる設計ではないでしょうか。以前の作品より裏への飛び出しが増えたとの評価が出ています。

<ボリューム>
マスターリーグ、ビカムアレジェンド、ジャパンチャレンジとやれることが豊富で、何100時間と長く遊べる内容です。

<日本代表への評価>
ワールドカップ・ブラジル大会の代表メンバーがデフォルトでメンバー入りし、J2までを含めた国内選手全体の中から自分だけの代表選考を行うことができます。また、過去の代表ユニフォームが選択できたり、国立競技場が収録されていたり、代表レジェンドたちの映像(本物の映像)がメニュー画面で見られるなどファンに嬉しい要素が盛り込まれています。

<Jリーグ収録>
Jリーグと大量の日本人選手が使える点がそのまま“蒼き侍”の利点であるといえます。J2選手を含めた代表選考が出来ますので、ユーザーの完全オリジナルのナショナルチームが楽しめます。JマスターリーグではJリーグアワードでベストイレブンが選出されるなどリアルな演出がGOODです。

2014年5月発売ですので、W杯ブラジル大会が開催される直前のデータとなります。前年(2013)のJリーグはサンフレッチェ広島が優勝し得点王は大久保選手、欧州では本田選手が冬にACミランへ移籍した年にあたります。ちなみに発売された2014年はJ1に再昇格したガンバ大阪が優勝、得点王は2年連続で大久保選手でした。

賛否が分かれる評価要素

以下、「ウイイレ2014蒼き侍」の賛否が分かれた評価を集約します。

<Jに含まれない要素>
Jリーグの各クラブごとの専用スタジアム、専用の応援はありません。

<欧州に含まれない要素>
ブンデスファンとしては3チームだけの収録が不満(日本人選手がドイツに多数所属するため入れて欲しかったという意見)。

<3DS版の機能的な部分>
対戦チームの選手はフィールド中に名前が表示されません。

<容姿>
3DSの容量の問題があるのかもしれませんが、一部選手の髪型が最新で無いという声が出ています。

上記以外に、ネットの掲示板などを見渡しますと、Jリーグのスパイクやスポンサーのロゴに至るまでこだわりを持った高い要求の声が見られました。コアなサポーターにとっては愛着があるゆえに期待や不満が出てくるのかもしれません。

「ウイニングイレブン2014 蒼き侍の挑戦」ゲーム紹介動画

◆プレイ動画

youtubeアカウント mattsのゲーム実況チャンネル 攻略BOX さんによる、「【3DS】ウイイレ2014 蒼き侍の挑戦 ジャパンチャレンジ その1 mattsのゲーム実況!」という実況動画です。日本代表としてW杯アジア予選に挑戦し、サウジアラビアと対戦しています。

編集部後記、こぼれ話

2016年5月の執筆時点で、ウイイレ2014蒼き侍3DSは新品価格が1~2万円、中古品でも1万円近くと高騰しています(プレミア価格です)。気になって調べたところ、(1)Jリーグモードが搭載されている (2)3DS版の生産がそもそも少ないため、新品はおろか中古もあまり流通していない (3)ウイイレ2015が3DSで発売されていない ことによりプレミア価格になっているとのことでした。W杯の勝敗で売上が左右されそうですので、初回生産をメーカーが絞ったのかなと筆者としては想像しました。安価で手に入れるためには2016以降の新作発売を待つ必要がありそうですが、Jリーグが収録されるかは分からず、この流行はしばらく続くのかもしれません。毎年選手が更新されるプロスポーツを題材にしたゲームとしては大変珍しい現象といえそうです。

要するにどんなゲームか

2016年5月時点で3DSとしては最新のウイイレです。各国リーグのほか、J1、J2の選手が実名で収録されています。

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