【紹介と評価】GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動(PSVita)

GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動

「GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動」とは、2012年にソニー・コンピュータエンタテインメントよりリリースされたPSVita、PS4用ゲームソフトです(本頁ではPSVita版の内容紹介と評価を記載)。ジャンルはアクションアドベンチャー。個性的なタイトルのこのゲームは、「目に見える全ての場所に移動できる」「オープンワールド」「ジャイロセンサーを利用した重力移動」などが特徴。日本ゲーム大賞2012の年間作品部門で大賞を受賞するなど非常に高い評価を受けている作品です。

GRAVITY DAZE(グラビティデイズ)はこんなゲーム

GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動

画像引用:GRAVITY DAZE公式サイトhttp://www.jp.playstation.com/scej/title/gravitydaze/psvita/

GRAVITY DAZEの舞台

GRAVITY DAZEの舞台は空中都市・ヘキサヴィル。現代の欧州のような(またはジブリ作品のような)風景のこの街は、空中に浮遊する円柱型。謎の生命体による災いが近づき「重力嵐」に見舞われた人々が棲家を失う中、ひとりの少女が目を覚まします。

プレイヤーは重力を操る少女=キトゥンを操作し、空を飛ぶようにヘキサヴィルの街を360°縦横無尽に駆け巡ります。マップはオープンワールドで展開(目に見える場所はすべてシームレスに移動することが可能です)。奪われた街を取り戻すべく奔走し、脅威の核心に迫ります。

重力アクション

キトゥンが行う重力(グラビティ)アクションがGRAVITY DAZEの最大の特徴です。重力操作モードで無重力となり、方向キーで「下」を指定するとその方向に向かって落下します。これによりプレイヤーは壁面や天井を歩き回ったり、高所や空に向かって落下することが可能となります。

バトルはキック攻撃が基本。ここにおいても重力アクションシステムが活用されます。回避や移動だけでなく、高所からの落下を利用した「重力キック」(落下距離=加速がつくほど大ダメージ)や落下中に回転する「スクラッチトルネード」は威力が絶大です。

GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動

基本情報 「GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動」
◇ 公式サイト : http://www.jp.playstation.com/scej/title/gravitydaze/psvita/
◇ 発売元 : ソニー・コンピュータエンタテインメント
◇ ジャンル : アクションアドベンチャー
◇ 発売日 : 2012年2月9日
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ユーザー評価

作品の評価はスタッフの視点のみならず、有志の声や、ネット上の評判とも整合性をとりながら取りまとめを行っております。項目ごとに偏りなく網羅的に掲載するよう配慮を致しておりますが、作品によっては少人数で扱うため、別角度でのご意見や追加レビュー等がございましたら是非コメント欄にてお寄せください。また作品には当サイトの他に様々な評価があることにご留意ください。

ポジティブな評価

最初に「GRAVITY DAZE」の高評価を集約します。

<ゲーム全般の評価>
PSVitaを買ったらまずこれを体験すべきだと勧められるくらい、独特で爽快感があるゲームです。空に浮く、空に向かって落ちるという感覚はGRAVITY DAZEでしか味わえません。オープンスペースは上下左右にとても広く、ビルの裏側や小道の壁面など思わぬところでアイテムを拾うことが出来るかもしれません。ただ街を移動するだけで楽しいという独創的なゲームデザインが各所で非常に高い評価を受けている作品です。

加えて見逃せないのがアニメの世界に浸れるような美しい街並みとそれを彩るBGM、主人公の好ましい性格など。プレイヤーを飽きさせない「心地よさ」が評価の後押しとなっていることも確かではないでしょうか。

<難易度>
360度移動という誰も体験したことが無いアクションに戸惑いつつも、多少操作がアバウトでも補正が入りますのでアクションが苦手なプレイヤーでも難しいものではありません。バトルにおいてもさほど難しいアクションはなく、誰でもクリアは可能です。RPGのような成長要素もありますので進められない時はステータスを強化することで対処が出来ます。

賛否が分かれる評価要素

以下、「GRAVITY DAZE」PSVita版の賛否が分かれた項目を集約します。

<ボリュームについて>
ボリュームが短いという声が出ています。オープンワールドのアドベンチャーゲームとしては一般的な長さの範疇と言えるかもしれませんが、寄り道せずにクリアだけを目指すと10~15時間程度、プラチナトロフィー獲得に30時間前後が一般的な目安になろうかと思います。周回要素(2周目に引き継げる要素)が無いためにクリア後に目的が無くなり、そのためにボリュームが少ないと感じられた部分もあるかもしれません。またストーリー自体も一部の伏線や謎が回収されないままエンディングを迎えることとなり、それがにボリュームへの“不足感”に繋がっているという声も聞かれました。

<ロード時間>
ロード時間が多少かかります。とくにチャレンジミッションにおいて失敗→やり直しのたびにロードが関わってくるため気になる人には気になる様子でした。

「GRAVITY DAZE」紹介動画

◆PlayStation Japan (メーカー公式youtubeアカウント)が配信する「GRAVITY DAZE TGS2011プロモーションビデオ 」というタイトルの動画です。東京ゲームショー2011で公開されたもので、GRAVITY DAZEの魅力が3分弱の映像にまとめられています。

youtubeサイト : https://youtu.be/VlLtaE1tss8

◆人気youtuberの 兄者弟者 (youtubeアカウント)さんによる、「【アクション】弟者の「GRAVITY DAZE(グラビティデイズ)」【2BRO.】」というタイトルのプレイ動画#1です。GRAVITY DAZEの世界観がたっぷり伝わります。

youtubeサイト : https://youtu.be/KF-ybtKXk-4

編集部後記、こぼれ話

GRAVITY DAZEは宙を舞う操作とアクションのオリジナリティがとくに高く評価され、前述のように日本ゲーム大賞「大賞」のほか、第16回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門「優秀賞」、PlayStation Awards2012 PlayStation Vita 「ユーザーズチョイス賞」など数々の受賞がされました。リリースから1年後の2013年にはPlayStation Vita the Best版(廉価版シリーズ)が発売されています。

ゲームの新しい可能性を感じさせてくれるソフトで、PSVitaの代表的なタイトルのひとつと言えそうです。

要するにどんなゲームか

重力を操作する新感覚ゲームです。壁面を歩いたり空に落ちるアクションはやみ付きになります。

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