
「ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド」とはエレクトロニック・アーツ社(アメリカ合衆国カリフォルニア州)よりリリースされたレースゲーム・ソフトで、本頁では2012年に発売されたPSVita版についての内容紹介と評価を記載します。実在のメーカー車をアメリカの公道(オープンワールド)で走らせるカーレースゲームで、実在車種の登場や警察車両とのカーチェイスなどを特徴とします。
NFSモスト・ウォンテッドはこんなゲーム

画像引用:ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド公式サイトhttps://www.needforspeed.com/ja_JP/most-wanted
NFS MWの舞台
●「ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド」の舞台はアメリカの架空の都市。プレイヤーは、ビルが立ち並ぶダウンタウンや山岳地帯、工業地帯などのリアルで美しい景色を自由にドライブします(オープンワールド)。ただ景色を眺めてドライブするという遊び方も出来ます。
●なんといっても特徴的なのが、街中を探索し発見した車を自分の物に出来ること。トヨタ、マツダ、三菱、フォード、ポルシェ、BMW、アウディといった日米欧の実在する車種が約40種類×色数が登場し、発見した車両に近づくと自由に乗り換えることが出来ます。
参考外部リンク:ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド-登場車両/wikipedia
カーレース(ゲームの目的)
●街には10人のライバルとなるカーレーサーが存在し、彼らに勝負を挑み“走り屋”の頂点に立つことがゲームの目的です。
●レースにおいても公道を舞台とし、各所のチェックポイントを通過しながらライバルを出し抜いていきます(チェックポイントを通過さえすればどこを走るのも自由です)。レースでの勝利やミッションの達成によりスピードポイント(SP)を貯めるとさらに上位ランカーと対決することが出来、最終的にモスト・ウォンテッド=最重要指名手配犯になればクリアです。
●レースの形態はサーキット(コースを周回)のほか、プレイヤーひとりでタイムアタックを行うものや、長距離レース、パトカーとのチェイスなど様々です。
●ライバルに勝利すると、車をカスタマイズするためのアイテム手に入れることが出来ます。
警察からの追跡
●モスト・ウォンテッドというタイトルのとおり、本作の主人公は「指名手配犯」ですので警察の追跡をかわすことが極めて重要なテーマとなります。交通違反をすると「ヒート」という警戒値が上昇し、この値が高まるごとにパトカーの台数が増え、また高速パトカーやヘリ、“クロス巡査部長”など強力な警察戦力に追われます。「ヒート」は車両ごとに設定され、プレイヤーが車両を乗り換えることで一旦危機を回避できます。
基本情報 「ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド」
◇ 公式サイト : https://www.needforspeed.com/ja_JP/most-wanted
◇ メーカー : エレクトロニック・アーツ
◇ ジャンル : レースゲーム(ドライブゲーム)
◇ 発売日 : 2012年10月30日
amazonでレビューを見る / 楽天で価格帯を調べる / googleで掲示板を検索する
モスト・ウォンテッドの画像を検索する
NFSモスト・ウォンテッド(PSVita)のユーザー評価
作品の評価はスタッフの視点のみならず、有志の声や、ネット上の評判とも整合性をとりながら取りまとめを行っております。項目ごとに偏りなく網羅的に掲載するよう配慮を致しておりますが、作品によっては少人数で扱うため、別角度でのご意見や追加レビュー等がございましたら是非コメント欄にてお寄せください。また作品には当サイトの他に様々な評価があることにご留意ください。
ポジティブな評価
最初に「ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド」の高評価を集約します。
<ゲーム全般の評価>
広大なオープンフィールドをドライブする自由さが魅力のレースゲームです。グラフィックが非常に美しく、車両をコレクションするためにドライブして回るだけでも飽きません。レースの種類も豊富で長く遊べます。走行感覚としては程よい重量感があり、挙動が軽くないためレースゲームの中では「車を運転している」感触にリアルさが持てる部類です。スピード感・爽快感が好感されているほか、車種ごとに異なるエンジン音についても丁寧に(リアルに)作り込まれ、ゲーム全般として穴がなく高評でした。
<レースとしての評価>
レース場を走るのではなく、公道を走行する「走り屋」のレースです。複雑なドライブ操作よりも、体当たりで相手をクラッシュさせたり障害物を避けたり、レース中も横入りする警察車両をかわすという内容。展開によってはライバル車に適度に補正がかかり抜きつ疲れつのギリギリのレースになることが多く、その点においてはマリオカートに近い感覚です(レースゲームに慣れていない初心者ユーザーにとっても楽しめます)。
賛否が分かれる評価要素
以下、「ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド」の賛否が分かれた項目を集約します。
<グラフィック評価>
PS3版ほどでないにせよ「映像のリアルさ」が魅力のゲームです。ただ据え置き機(PS3)版がそのまま携帯機に移植された為か、文字やマップ上の障害物が一部見えづらいという指摘も出ています。遠くの視野に若干のモヤがかかっており、緊迫したレース中には一瞬の判断が必要なため突然障害物が現われると避けることが困難だとされます。コースを覚えていくことで対処するといった具合です。
街なかに「人が歩いていない」ことが気になったという感想も聞かれました。ただこれに関しては、暴走車が人を轢いてしまいますのでそれはそれで仕方がないという擁護的な意見も出ています。
<クラッシュ>
レースゲームにクラッシュは付き物ですが、クラッシュのたびにリプレイ映像が流れることに対するネガティブ評価も出ています。自分の失敗を見せられる“ストレス”と、レース中に繰り返される“テンポの悪さ”の両面について言えることでしょう。
NFSモスト・ウォンテッドのゲーム紹介動画
◆ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド:”Get wanted” トレーラー
ElectronicArtsJapan(メーカー公式youtubeアカウント)による、2012/09/25公開のプロモーション動画です。
youtubeサイト : https://youtu.be/LsE5Ng6L9Dg
◆プレイ実況動画
youtubeアカウント NaaaaaKaaaaaGさ んによる「ニードフォースピードモストウォンテッド実況プレイ!【単発】」というタイトルの実況・紹介動画です。非常に分かり易い解説ですのでゲーム内容が知りたい方は是非ご覧ください。
youtubeサイト : https://youtu.be/CdoHuKGak0k
編集部後記、こぼれ話
発売元のエレクトロニック・アーツ(EA社)は、古い世代の人や最近ゲームから離れているユーザーの方にとってあまり馴染みがないかもしれませんが、アメリカのビデオゲーム販売会社としては最大手グループのひとつです。新宿に日本法人もあります(90年代~2003までビクターやスクウェアと合弁・提携、以降は米法人の100%子会社)。ハリウッド映画のゲーム化やスポーツ部門に強みを持ち、本作のほかサッカーゲームの「FIFAシリーズ」などは近年日本でもとくに人気です。シムシティシリーズを開発する「マクシス」も現在はEA社に吸収されています。
ニード・フォー・スピードシリーズとしては、モストウォンテッド以降に3作の新作がリリースされていますが、2016年9月現在にPSVita版として発売されているのは本作が最新となります。
要するにどんなゲームか
オープンワールドを走行する、映像がリアルなレースゲームです。