【紹介と評価】セガ3D復刻アーカイブス(3DS)

セガ3D復刻アーカイブス

セガ3D復刻アーカイブスとは、セガゲームスより2014年にリリースされたニンテンドー3DS用ソフトです。「アーカイブス」というタイトルが示すとおり、1980-90年代にセガが開発したアーケードゲームなどを3DS用にアレンジ+移植したパッケージソフトで、名作ばかりが6タイトル収録しています。

収録されているのはスペースハリアー、ファンタジーゾーン オパオパブラザーズ、アウトラン(以上アーケードゲーム)、ベア・ナックル 怒りの鉄拳、ザ・スーパー忍II、エコー・ザ・ドルフィン(以上メガドライブソフト)。

収録されているゲーム

セガ3D復刻アーカイブス

画像引用:セガ3D復刻アーカイブス公式サイトhttp://archives.sega.jp/3d/archives/

スペースハリアー

1985年リリースのアーケードゲームです。ジャンルは3D視点のシューティングゲーム。プレイヤーは宙に浮く“超能力戦士”ハリアーを操作して、画面手前に向かって迫る敵や障害物を撃破(または避ける動作)しながら18ステージクリアを目指します。3DS機の立体視機能にも対応。→外部リンク:スペースハリアー(公式ページ)

ファンタジーゾーン オパオパブラザーズ

1986年リリースのアーケードゲームで、セガサターン、PS2、PS3、Wiiなどにも移植された人気タイトルです。横スクロール型シューティングゲームとして、同ジャンルの「グラディウス」と比較されることが多い中、コインをゲットし買い物により装備の強化を行ったり、ステージ上の任意方向にスクロールできるなどの特徴を持ちます。→外部リンク:ファンタジーゾーン オパオパブラザーズ(公式ページ)

アウトラン

1986年制作のアーケード・レースゲームです。カーレースゲームの先駆けとなった作品で、フェラーリ、VW、シボレー風のスポーツカーが欧州の景色を駆け抜けます。日本はもとより海外でも高く評価され、youtubeでも情緒ある8bit音楽の名曲たちがサウンドトラックとして世界中のユーザーによりアップされている様相です。→外部リンク:アウトライン(公式ページ)

ベア・ナックル 怒りの鉄拳

オリジナルは1991年制作のメガドライブ用ゲームです。ジャンルはファイナルファイトや熱血硬派くにおくん等でみられる、ベルトスクロールアクション。80年代アメリカ映画を思わせる荒廃した街並みにおける格闘ゲームで、2D視点の横スクロールながら3DSの立体視に対応し、奥行きと迫力がアップして復刻しました。→外部リンク:ベア・ナックル怒りの鉄拳(公式ページ)

ザ・スーパー忍II

1993年制作のメガドライブ用アクションゲームです。プレイヤーは現代の忍者“ジョー・ムサシ”を操作し、SF風の舞台で暴れます。横スクロールタイプの2Dアクションで、手裏剣を使って攻撃し残機がなくなるまで先に進みます。発売当時の欧米における空前の忍者ブームとも重なり、世界でも高い人気を博します。→外部リンク:ザ・スーパー忍Ⅱ(公式ページ)

エコー・ザ・ドルフィン

オリジナルは1993年制作のメガドライブ用アクションアドベンチャーゲームです。プレイヤーは“エコー”という名前のイルカを操作して世界中の大海原を泳ぎます。冒険の舞台は、海底遺跡や太古の海、果ては宇宙生物までが待ち受ける刺激的な世界で、今の目線でみても美しく迫力溢れるグラフィックは必見です。→外部リンク:エコー・ザ・ドルフィン(公式ページ)

セガ3D復刻アーカイブス

基本情報 「セガ3D復刻アーカイブス」
◇ 公式サイト : http://archives.sega.jp/3d/archives/
◇ メーカー : セガゲームス
◇ ジャンル : バラエティ
◇ 発売日 : 2014年12月18日
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セガ3D復刻アーカイブスのユーザー評価

作品の評価はスタッフの視点のみならず、有志の声や、ネット上の評判とも整合性をとりながら取りまとめを行っております。項目ごとに偏りなく網羅的に掲載するよう配慮を致しておりますが、作品によっては少人数で扱うため、別角度でのご意見や追加レビュー等がございましたら是非コメント欄にてお寄せください。また作品には当サイトの他に様々な評価があることにご留意ください。

ポジティブな評価

セガ3D復刻アーカイブスの高評価を最初に記載します。

<ゲーム全般の評価>
旧セガ時代のクラシックな名作の数々です。スペースハリアー、ファンタジーゾーンといった超人気作に加え、エコーザドルフィンという個性的なタイトルも加わり、収録されているジャンルのバランスもよく良作と言えます。オリジナルの発売以来、他機種(セガサターン、GB、PS2、XBOXなど)でこれまでにも移植を繰り返したこともあり、操作性や遊び易さという点においても改良され大変スムーズです。3D立体視も感度が高く良好です。

賛否が分かれる評価要素

以下、セガ3D復刻アーカイブスの賛否が分かれた評価を集約します。

<ダウンロード版との比較>
本作はセガゲームスが2012年から展開する「セガ3D復刻プロジェクト」の一環として、すでにダウンロード販売されているゲームをパッケージ化(アーカイブ)したもので、これまでにいくつかをダウンロード購入しているユーザーにとっては購入動機が薄れます。また、気になるタイトルだけをダウンロード版を単品として購入するという方法もあり、どちらを買うかは賛否が分かれました。

<難易度について>
昔のゲームは難易度が総じて高く、最近のゲームに慣れたユーザーにとっては相性が出てくるかもしれません。時に理不尽に思えるような敵の動きも「そういうルール」だと受け入れて楽しむもので、クリアした時の達成感はひとしおです。一方で移植時の調整として、たとえばゲーム開始時の残機を多く設定できたり、途中セーブが可能になったりの救済も用意されており、「誰でもクリアは可能」という意見も聞かれました。いずれにしても昔のプレイヤーがアーケードで次々にコインを投入して没頭したタイトルたちですので、中身は非常に濃いといえます。

セガ3D復刻アーカイブスのゲーム紹介動画

◆セガ3D復刻アーカイブス紹介ムービー

SEGA(youtubeアカウント)によるゲーム紹介動画です。事実上約30年ぶりに目にするタイトルもあったりと、オリジナルを経験したプレイヤーには痺れる映像ではないでしょうか。

youtubeチャンネル : https://youtu.be/JJNDGrZKnpg

編集部後記、こぼれ話

前述のように「セガ3D復刻アーカイブス」に収録されている各タイトルは単品ごとにダウンロード購入することも可能です。本作のリリースより1年後の2015年12月には、第2弾となる「セガ3D復刻アーカイブス2」が発売され、そちらの評価も上々の様相です。

要するにどんなゲームか

80-90年代SEGAの名作が6タイトル遊べます。アクションとシューティングが中心。

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