とびだせ どうぶつの森とは、2012年に任天堂から発売されたスローライフゲームです。450万枚以上の売り上げを誇る作品で、3DSソフトの歴代売上として第2位だそうです(2016年2月執筆時点の集計/ちなみに1位はポケットモンスターX・Y)。どうぶつの森シリーズとしては6作目となります。「とび森」の愛称で親しまれ、通信機能を利用し友達と共有できる点などから話題をよび「とび森目的で3DS機を購入した」という人も少なくないと言われる超ヒット作です。日本ゲーム大賞2013の年間作品部門で大賞を受賞。
とび森ってどんなゲーム?
●どうぶつたちが暮らす小さなコミュニティで住民と触れ合ったり、部屋作りに勤しんだり作物を育てたり、気ままなスローライフを楽しむゲームです。目的はとくになく、自由にどうぶつの森で暮らします。
●3DSの時計機能と連動しており現実の24時間と同じ時計の進み方をしますので、季節や風景がリアル世界と同じリズムで移り変わる点も魅力です。
●とび森のプレイヤーは「村長」。公共事業や条例の制定など、村づくりを行えるようになりました。
●森で遊ぶのも街に買い物へ出かけるのも過ごし方はプレイヤー次第です。家族や友人と最大4人が同じ村に住むことも可能で、協力して遊ぶことが出来ます。オンラインにも対応。
公式サイトで遊び方の例が紹介されていますので、参考にされてみてください。
外部リンク:自由きままな、暮らしの楽しみ方 (とびだせ どうぶつの森 公式サイト)
基本情報 「とびだせ どうぶつの森」 ◇ 公式サイト: https://www.nintendo.co.jp/3ds/egdj/index.html ◇ メーカー: 任天堂 ◇ ジャンル: コミュニケーションゲーム ◇ 発売日: 2012年11月8日 ★ 100万枚以上売上ヒット とびだせ どうぶつの森の画像を検索する / 動画を検索する amazonでレビューを見る / 楽天で価格帯を調べる / googleで掲示板を検索する |
とびだせ どうぶつの森のユーザー評価
作品の評価はスタッフの視点のみならず、有志の声や、ネット上の評判とも整合性をとりながら取りまとめを行っております。項目ごとに偏りなく網羅的に掲載するよう配慮を致しておりますが、作品によっては少人数で扱うため、別角度でのご意見や追加レビュー等がございましたら是非コメント欄にてお寄せください。また作品には当サイトの他に様々な評価があることにご留意ください。
ポジティブな評価
最初に、「とびだせ どうぶつの森」の高評価を集約します。
<ゲーム全般の評価>
スローペースでのんびりと楽しめる、何をするにも期限が定められていない自由なゲームです。現実のタイムラインと同じ時間が流れ、夏になると虫取り大会が開催されたり、蝉の声がきこえ、川で鮎が釣れるなど季節の情緒がたっぷりと込められています。どうぶつたちの可愛いキャラクターが人気の秘訣で、「家を出るときに住民がバイバイで見送ってくれる」ことにグッときたという声も多数聞かれました。
<どうぶつの森で出来ること>
村長としてのお仕事や住民との交流のほか、家を建てたり家の外観やインテリアを揃えたり、家具や日用雑貨、園芸品を購入したり。洋服を買ったり、不用品をリサイクルショップで売買する、博物館、占い、証明写真、サカナつり、ムシとり、海水浴で海の幸を集める、植物のお世話、化石掘り、フルーツの収穫など、とにかく遊びが豊富です。とくにファッションやインテリアのカスタマイズはやり込み要素となります。駅からよその村に遊びにいくことも出来ます。
<環境面>
前作と比較しグラフィックが向上し、キャラクターの表情も豊かになりました。オンラインで遊ぶときに課金がないので安心して遊べるという意見も聞かれました。また前作と比べて、お金が貯まり易くなって飽きることが減ったというコメントも聞かれます。
とにかく可愛いとび森の世界観や、自由に過ごせるフリーな点、季節情緒あるスローな展開に対する好感の声が多く寄せられました。子どもにプレゼントしたものの大人のほうがはまっているという声も聞かれました。
賛否が分かれる評価要素
以下、とび森の賛否が分かれた評価を記述します。
<タイムラインについて>
リアルタイムの時計と連動するため「3時間後(昼の2時)に会いに来て」などの住民との約束を果たせなかったり、多忙により長期間ゲームを放置すると村や自身が荒れた状態になるなど、適度な関わり方が難しいというコメントが聞かれます。また同仕様で、夜はゲーム内でも店が閉まっていて日中仕事の人には難しいという声が聞かれましたが、この点については村長の「条例」で深夜営業を制定することは可能です。
<好みと合わなかった>
箱庭ゲームが苦手な人には合わず、楽しみ方が見つけられなかったという声も聞かれました。また作品のテイストについて、デフォルメされた動物のイラストが好みに合わなかったユーザーもいるようです。もっと素直な可愛らしさの表現が合っていたのかもしれません。
<オンラインプレイ>
オンライン島でマナーを守れないユーザーが多く、会話をしても「おかね頂戴」ばかりでうんざりしたというコメントも出ています(※ゲーム内のお金です)。
リアルタイムと連動する仕様はこの世界の情緒を作りだす作品の魅力のひとつですが、多忙なユーザーにとっては扱いが難しいという指摘もあります。また没頭しやすいため子供の使い方などには注意が必要といえます。オンライン島においても、低年齢層によるマナーの悪さを指摘する声が多く上がりました。それが本当に低年齢層によるものだというエビデンスはないのですが、いずれにしても他者に対するマナーは守りたいですね。
とびだせどうぶつの森(3DS)のゲーム紹介動画
◆とびだせ どうぶつの森 紹介映像
Nintendo 公式チャンネルによるゲーム紹介動画。ゲームの構成が端的に説明されているほか、どうぶつ達との触れ合いが垣間見え魅力的です。
◆プレイ実況動画
youtubeアカウント tomtom_CHANNEL さんによる「とびだせどうぶつの森をゆったり気ままに実況♪PART1 」というタイトルのプレイ動画。男性の配信者です。とび森のオープニング場面から撮影が開始され、解説を交えながらの実況となりますのでゲームの仕様が分かり易く伝わります。
ふたつ目は、youtubeアカウント くるみ さんによる「とび森歴5年目突入くるみ流お金稼ぎの方法を特別シェア (誰得) とびだせ どうぶつの森 amiibo+ 実況プレイ 」という実況動画。タイトルのとおりプレイ5年越えということで、充実した“とび森ライフ”を垣間見ることができます。
youtubeサイト: https://youtu.be/pyjaH9PDQYs
◆(おまけ)とび森BGMの演奏動画
youtubeアカウント mie52usa さんによる「とびだせどうぶつの森 24時間BGM ピアノ 」。プレイ中に流れる音楽がとび森の魅力のひとつで、演奏者はなんと耳コピして譜面を書いたそうです。
編集部後記、こぼれ話
2013年ごろtwitterなどのSNSで「とび森」のプレイ報告を目にした人も多いかと思います。元々ゲームをあまりやらない層に口コミで広まった点がこの作品の特徴で、女性から支持が始まったとされますが、今や男性からお年寄りまでがプレイしていると言われています。
とび森を箱庭ソーシャルゲームと捉えたり、たまごっちに例える人もいます。空き時間に起動して愛着あるキャラクターとともに暮らすことが出来る、そんなゆるく自由なゲームです。
要するにどんなゲームか
可愛い動物の世界で、自由にセカンドライフを過ごすイメージのゲームです。